洋菓子と和菓子。文字を見れば、洋菓子は外国のもの、和菓子は日本独自のものとイメージがつくでしょう。
しかし、実際には洋菓子と和菓子にはどのような違いがあるのでしょうか? この記事では、洋菓子と和菓子それぞれの違いについてご紹介します。
洋菓子の特徴
洋菓子は、 卵・砂糖・小麦粉・牛乳・バター・チーズなどを主な原料とします。 洋菓子の原料は、動物性の材料が多く使用されていて、高い脂質が特徴のお菓子です。
また、洋菓子は水の代わりに生クリームやバター、牛乳などを使用します。 そのため、和菓子よりも独特な甘さを持っています。 洋菓子は、西洋から伝来したお菓子です。
日本に伝わったのは、1543年室町時代のこと。 種子島にポルトガルの船が漂着したことがきっかけで、さまざまな西洋の文化が伝わりました。 鉄砲やキリスト教などが伝わったと同時に、「カステラ」「ビスケット」なども伝わったのです。これが日本での洋菓子のはじまりでした。
和菓子の特徴
和菓子は、 穀類・豆類・砂糖・デンプン・水などを主な原料とし、洋菓子とは大きく異なります。 植物性の原料が多く使用され、比較的低カロリーなお菓子です。
しかし、和菓子には多くの砂糖やデンプンが入っているため、糖質が高いことが特徴です。 和菓子は、日本の伝統的な食べ物のひとつ。
和菓子が誕生した当時は砂糖がなく、米のデンプンを砂糖の代用として使われていたようです。 奈良時代に中国から砂糖が持ち込まれ、日本でも砂糖が普及されました。
その後、砂糖を使った和菓子が多く発展し、現在のような和菓子が誕生したのです。
洋菓子と和菓子が融合したスイーツ
近年では、洋菓子と和菓子が融合したスイーツが発展しています。 たとえば、あんことチョコレートを組み合わせたエクレアや、チーズが入った大福などが挙げられます。 その中でも、抹茶を使用した洋菓子は多くの人気を集め、今では王道のスイーツとして親しまれています。
現代で注目を浴びるスイーツを作るためには、洋菓子・和菓子のどちらの技術も必要といえるでしょう。
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