2年間のカリキュラムを終え最後の授業、それが「卒業制作」です。
これは作ったあと1年間飾るのでアメ細工やチョコレートは使わず、主にパスティヤージュ・モデリングペースト・マジパンを使っての作品になります。
創作菓子とは違い、工芸菓子で学んだ技術の発揮どころです。
卒業制作も何回もミーティングを重ね、何度もデザインを試行錯誤して作成に取り掛かります。
1班7~8名の作業。デザイン・予算はもちろん、タイムスケジュールを考え、それに沿って作らねば終わらないのでチームワークが大事になります。
しかし、デザイン画が出来ていても実際に立体にしていくと色々と問題が出てきます。そこをクリアしていきながら5日間で作り上げていくのです。
土台の部分や、各パーツを作っていきます。

これはシュガークラフトでしょうか

こちらはマジパンで小物を作っています


素晴らしい絵師は、素晴らしい造形師でもありました😆

この班は大量の桜の花を作っていました。

大きな立体物から小物まで、みな頑張って作っていきます。

小さなショーケースに美味しそうなお菓子がたくさん並んでいます。


まるで本物のようなタコが宝箱に絡みついています!!!

いつも以上に真剣に取り組んでいます

この班は、背景も描き込んでいますね

配置する場所によって人形の大きさも変わります。この人形を作っているのはクリスマスマジパンコンテストの優勝者です。とても表情豊かなジジイとババア(本人談)ですね😄

だんだん大物と小物を配置しながら詰めていきます。




そして完成です!!!
『花咲じいさん』


『お菓子の気持ち』


『妄想研修旅行~パリ行き~』


『サーカス』


『沈没船と海の友達』


『アラビアン シティ・ナイト』


『不思議の国のアリス』


『ヘンゼルとグレーテル』


『夢のカフェショップ』


『日本の風景』


力作揃い!みな頑張りました!5日間にわたる作業、本当にお疲れさまでした。
そして、オープンキャンパスや授業体験で来られる方たちも、この卒業制作を見ることが出来ます!
お菓子を作ると共に、ぜひこれらの作品を見に来てください。!
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さあ、これで2年間の全ての授業が終わりました。
入学した時は道具の使い方も分からず、専門的な言葉も知りませんでした。
1年生の時に和菓子・洋菓子・パンの基礎を学び、学科も頑張り国家資格の「製菓衛生師」を取得。
2年生になり和菓子・洋菓子に分かれ、各科でより専門的な技術と知識を学び、その集大成として「創作菓子」と「卒業制作」を作り上げることが出来ました。
みんなが成長していく姿を見ることができ、私たち教員もうれしいです。
4月からプロとして現場に入りますが、始めは大変なことが多いでしょう。
でもこの「日本菓子専門学校」の卒業生として自信を持って仕事に励み、たくさんの人たちを笑顔に出来るようになってください。
toru