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製パン技術学科1期卒業生の樋口 達也さんが パンの世界大会で第3位となりました!


樋口 達也さん(写真左)
日本菓子専門学校 製パン技術学科 1999年3月卒業(1期生)
(株)デイジイ 勤務
新潟県立津南高等学校 出身

大会名

Sigep International Bakery Cup“Bresd in the city”

主催

イタリア リッチモンドクラブ(Richemont Club)

大会期間

1月23日(土)~27日(水)

大会日程
22日(金) 初日 前日準備
23日(土)  日本 アルジェリア
24日(日) イタリア 中国
25日(月) スイス マリ
26日(火) フランス ペルー
27日(水) 表彰式


競技時間

前日準備 16:45~17:45
競技開始   7:00
競技終了  15:00
清掃      15:00~16:00

課題

◆チャバタと独自性のあるパン
  ・課題パン(2種類)
  ・自由課題パン(3種類)
◆ヴィエノワズリーと焼きタルト
  ・ヴィエノワズリー(2種類)
  ・焼きタルト(2種類)
◆食事パン(塩味のパン)(9種類)


イタリア(リミニ)で1月23日(土)~27日(水)の5日間にわたり「Sigep(シゲップ)InternationalBakery Cup」開催された。
日本代表チームに本校製パン技術学科第1期卒業生の樋口達也氏(デイジイ)が選ばれ出場しました。
 
日本代表の樋口達也氏と松田武司氏は見事に初出場で第3位に入賞を果たしました。
日本代表は23日(土)にアルジェリア代表と共に前日準備1時間と当日8時間の競技に挑みチャバタと独自性のあるパン、ヴィエノワズリーと焼きタルト、食事パン(塩味のパン)の全ての作品を競技指定時間内に提出。

上位4位以内に入賞となり日本は来年イタリアで開催される「AB Tech 」への出場の権利を得た。

「AB Tech とは」

2年に1度イタリアにて開催される。Sigepの上位大会。Sigepの1年目の上位4チーム
2年目の上位4チームが出場の権利を得られる。

大会結果

第1位:イタリア
第2位:スイス
第3位:日本
第4位:中国

樋口 達也さんからコメントをいただきました!



出場することが決まったのが10月初旬で、大会までの準備期間が3か月しかありませんでした。
この短い期間の中でいかに良い製品を作り上げるかという事を重点的に取り組み、また、もう一人の代表選手の松田さんとお互いの休みを利用してトレーニングを行いました。

今回日本が初出場だったこともあり、前回大会までのデータが全くなく、頭を悩ませましたが、経験豊富な山崎コーチのアドバイスもあり大会1か月前にアイテムが決まりました。年が明けてから8時間の通し練習を2回行いましたが、2回ともタイムオーバーで不安
を抱えたまま大会が行われるイタリアに向かいました。
会場に入る前にボローニャにあるパン屋で3日間テストベーキングをし、日本で使用している小麦や水との違いを確かめることができました。
他にも材料や器具の調達も行い大会に向け順備が整うと同時に緊張感も高まってきました。

いよいよ戦いの日が来ました。大会の初日だったことや、もう一つのチームがアルジェリアだったこともあり、日本チームのブースの前には各国チームの審査員や観客が集まり、緊張し、それに追い打ちをかけるように慣れない機械設備に戸惑ってしまいました。
しかし、そんな緊張感も時間が経過するとともになくなり、良い精神状態でパンの製作に取り組む事が出来ました。最終的に5分オーバーだったものの、焼きあがった製品を見て、自分たちの力は発揮出来たと思いました。

最終日に審査発表がありました。まず初めにピザ賞、チャバタ賞、プレゼン賞があり、3位の発表の際に日本の名前を呼ばれました。
正直予想通りの順位だった為、驚きもせず冷静な自分がいました。
最後に代表に決まってから多くの方々から激励を頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
その思いにこたえる為にも優勝したかったのですが、私の力不足でした。
この反省をもとに日々の仕事を今まで以上に大切にし、精進したいと思います。
  
作業風景