パティシエを目指すなら知っておこう!新人時代はなにをする?
昔から徒弟制度が根付いているパティシエですが、新人時代はどのようなことをするのでしょうか。
今回は、パティシエの新人時代についてご紹介します。
新人時代の生活
入社して間もない頃は、店舗の掃除や洗い物などが基本です。
就職する店舗や場所によっても異なりますが、はじめからお菓子つくりを任されることはほとんどありません。
道具の準備や材料の下ごしらえなど、先輩パティシエの補助作業からはじまります。
新人という立場のため、朝一番に出勤し、準備や掃除などをすることもあるでしょう。
決して楽ではない新人時代ですが、一人前のパティシエになるためには避けては通れない道です。
このような新人時代の仕事をこなしていく中で、任される仕事の内容が高度なものへと変わっていきます。
新人時代の心得
新人時代の心得はパティシエだけではなく、社会に出た人たちに必ずあるものです。
その新人時代をどのように過ごすかによって、将来の自分像が大きく異なります。
・自分らしさを大切に
パティシエの新人時代に大切なものは、“自分らしさ”を失くさないこと。
先輩たちの技を真似ることは成長にとって必要な過程ですが、それだけでは十分な成長とはいえません。
特に、創造性やセンスが求められるパティシエにとっては“自分らしさ”が重要なのです。
・失敗を恐れない
何事も失敗を恐れていては、はじまりません。
先輩に「やってみる?」と言ってもらえたのなら、そのチャンスを逃してはいけません。勇気を出してチャレンジしてみましょう。この経験が必ず次につながります。
・初心を忘れない
パティシエを目指す人たちは「スイーツが好き」「お菓子作りが好き」という気持ちがあることでしょう。
パティシエを目指すきっかけとなった自分の気持ちを決して忘れてはいけません。
この気持ちを持ち続ければ、きっと一人前のパティシエになれるはずです。
パティシエの将来性
パティシエが働く場は、専門店だけではありません。
ホテルパティシエや、レストランパティシエ、菓子製造メーカーなどたくさんの種類があります。
女性パティシエは、結婚や妊娠を機に現場を離れてしまうことがあります。
しかし、お菓子作り教室を開いたり、自営業でカフェを経営したりと自分次第でさまざまな働き方を見出すことができるのです。
さらに近年では、「お取り寄せスイーツ」が注目されています。
発展し続けるインターネットのブームに乗ってパティシエたちも活躍の場を広げています。
中には、数ヶ月も予約が埋まっている大ヒット商品もあり、スイーツの域は留まることを知りません。
世界で名を残す有名なパティシエたちも、同じ新人時代を経験しています。
一人前のパティシエになるために、全力で新人時代を過ごすことが大切なのではないでしょうか。