作るだけじゃない!パティシエに求められるサービス力とは?

人を笑顔にするような、可愛らしく美味しいスイーツを作るパティシエのお仕事。ただケーキを作るだけではなく、お客さまが「また来たい。買いたい。」と思えるようなサービスを提供することも大切です。
パティシエに必要な“サービス力”とは、いったいどんなものなのでしょうか。今回は、ケーキを取り扱う洋菓子店を例にして考えてみましょう。
パティシエにはサービス力が必要
パティシエには、お客様のニーズに合わせた“心のこもった接客力”が必要です。
お持ち帰りのお客様へは、持ち帰る際の工程を考慮したうえでケーキを詰め合わせます。そして運ぶ際にはケーキが崩れないよう声を掛け、保存方法や賞味期限などを提示します。お客様がいつ、どこでケーキを召し上がるのかを考えながら、細やかな気配りで情報を提供します。
イートインのお客様へは、どんな状態でケーキを召し上がっていただくのが良いかを考え、一番おいしい状態でテーブルへ運ぶよう、考慮することが大切です。
常にお客様を思い、心のこもった接客ができるサービス力がパティシエには必要なのです。
お祝いプレートに文字を書く“パイピング”にも気配りを
お祝いのケーキに飾るチョコや、デザートプレートに書く文字“パイピング”にも、気配りが大切です。お子さんなら“丸くかわいらしい字”、大人には“シャープな字”など、お客様に合わせて書体を選びます。
美的センスに加えて、細かい部分にまで気遣える繊細さを持ってお菓子を創造することが大切です。
ケーキにまつわる“ストーリー”を大切にする
ケーキを買うということはきっと、日常で何か特別なことがあったからではないでしょうか。お客様がケーキショップへ来店し、好きなケーキを選び家へ持ち帰り、その箱を開けワクワクする…そんな情景を思い浮かべながら、パティシエは常にお客様のストーリーに寄り添う気持ちでスイーツを製作します。
大切な人と大切な時間に食べるケーキ。作り手の“優しさ”がケーキに現れるため、その優しさを維持することが大切です。そしてきめ細やかな技術と繊細さとともに、人それぞれのストーリーを温かいものにするべくホスピタリティーをもってお仕事することが、パティシエに求められるサービス精神なのです。
日本菓子専門学校の製菓技術学科
日本菓子専門学校では1テーブル3人の少人数制で、全般的な技術を学ぶべく、カリキュラムの“質”を大切にしています。2学年の洋菓子科では「カフェ」の授業も行い、「バリスタ」気分を味わいながら接客マナーを身につけます。ぜひ一度、オープンキャンパスにお越しください。
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