お菓子作りに欠かせない「ボウル」の選び方

お菓子作りにはさまざまな器具が使用されますが、代表例といえるのがボウルです。こちらでは、ボウルの基本情報や種類別の特徴をご案内します。
■ボウルとは?
ボウルは、本来は鉢、丼、碗といった、皿よりも深い容器の総称です。
一般的には、直径10~50cm程度の深さのある調理器具を指します。
混ぜる、和える、生地を練る、保存する、といった用途で万能に使える、
お菓子作りだけではなく料理全般で欠かせない器具です。
一般の家庭料理にも欠かせないボウル。
ボウルにはさまざまな材質の物があり、質感や耐久性、
使い勝手などに違いがあります。特に調理現場では、用途に応じてさまざまなボウルを使い分けています。
■【材質別】ボウルの種類と特徴
上述したとおり、ボウルにはさまざまな材質が使用されており、
それぞれ特徴があります。以下では、それぞれの特徴をご紹介します。
・ステンレス
ステンレスは耐久性に優れる使いやすい材質です。
錆びない性質があるため、ボウルに適しています。
破損するケースも少なく、メンテナンスも楽なため、多くの調理現場で使用されています。
・ガラス
ガラス製のボウルもあります。
一般的に使用されているのは、耐熱ガラスのボウルです。
食材・素材を入れたまま、電子レンジでの加熱ができます。
また、透明なため、見た目が好まれています。
一方で、衝撃で割れてしまうことがあるため、取り扱いには注意が必要です。
・銅
銅は殺菌効果が高いため、衛生面で優れています。
熱伝導率も高く、まんべんなく食材に熱を加えたい場合は最適です。
ジャム、キャラメル、カスタードクリームなどの加熱に便利なため、
銅のボウルは製菓現場において必需品になっています。
・陶器
陶器のボウルも耐熱ガラスと同じように電子レンジでの加熱ができます。
ただし、やはり衝撃には弱いため注意が必要です。
・ホーロー
ホーローは金属にガラス質をコーティングしているため、
衝撃には強くありません。また、電子レンジでの加熱もできません。
一方で、匂いや汚れが落ちやすい点は魅力です。独特の質感も好まれています。
・プラスチック
プラスチックのボウルは安価で軽量なため使いやすい点が魅力です。
ただし、耐熱性能はそれほど高くありません。
汚れや匂いも付きやすいため、頻繁に買い換える必要があります。
***
身近な調理器具であるボウルですが、
さまざまな種類があることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
日本菓子専門学校では、
ボウルをはじめとした調理器具の使い方についてしっかりと指導します。
パティシエを目指す方は、ぜひ入学をご検討ください。
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