秋の定番スイーツ♪ モンブランの歴史

栗を使ったお菓子の代表格的といえばモンブラン。秋の定番スイーツとして親しまれています。
今回は甘くおいしいモンブランの歴史についてご紹介します。
モンブランの発祥はイタリア?フランス?
モンブランの発祥は、イタリアかもしくはフランスだと言われています。なぜ曖昧かというと、発祥には諸説あり、現在の製品になった経緯がはっきりとしていないからです。
原型となっているのはイタリアの家庭で作られるお菓子だという説もあり、フランスと隣接するイタリアのピエモンテ州では、栗のペーストに生クリームを添えたお菓子が食べられていました。「それなら、発祥はイタリアでは?」と思うかもしれません。しかし、このモンブランが今も知られる形で製品化されたのは、フランスなのです。
定番の黄色いモンブランは日本独自のものだった!
日本のモンブランは黄色く丸い形状が定番ですが、実はこれは日本独自のものなのです。1900年代、フランスの老舗カフェ「アンジェリーナ」が、メレンゲ状を土台にして生クリーム、栗のペーストで覆ったものを「モンブラン」という製品として売り出しました。
このモンブランが日本に入ってきたのは1933年。 日本人パティシエが海外で見たモンブランに惚れ込み、モンブランの製作許可を取得。東京・自由が丘にて、名前もそのままに「モンブラン」というお店を開店しました。
海外のモンブランは渋皮が付いたまま栗を煮るために茶色なのですが、日本では黄色い甘露煮をクリームにして絞るため、黄色が定番となりました。また、海外では土台はメレンゲですが、日本ではカステラ生地を使ったカップケーキの上に生クリームと栗のペーストをあしらっています。このように、日本人の口に合うように工夫がなされたのが現在のモンブランなのです。
今では海外の茶色いモンブランも広く受け入れられるようになっており、その他にもサツマイモや抹茶を使った紫色、緑色のモンブランなどさまざまなアレンジがなされたモンブランを楽しめるようになりました。
秋はモンブランの他にも栗を使ったスイーツがたくさん♪
今では海外の茶色いモンブランも広く受け入れられるようになっており、その他にもサツマイモや抹茶を使った紫色、緑色のモンブランなどさまざまなアレンジがなされたモンブランを楽しめるようになりました。
秋にはモンブランの他に、栗を楽しめるスイーツがたくさん販売され、まさに「食欲の秋」といった感じで目移りしてしまうのではないでしょうか。栗のパウンドケーキやマロンパイ、マロングラッセ、和菓子では栗蒸し羊羹や栗きんとんも外せませんよね。この時期にしか楽しめない味を、心ゆくまで楽しみたいものです。
まとめ
秋のスイーツの代名詞であるモンブランの発祥についてご紹介しました。本場のモンブラン、日本独自のモンブラン、それぞれに良さがあるので、一度食べ比べてみても面白いのではないかと思います。
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