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いわ散歩…冬至

皆さん こんにちは。
12月に入り、学生授業も今週いっぱい。
めっきり冷え込んで来た、12月5日
「いわ散歩」始まります。

明後日、7日は二十四節気の「大雪」。
山の峰が雪に覆われ、平地にも雪が降る頃。
本格的な冬の到来を告げます。

そして12月22日は「冬至」。
名前は良く聞きますが…
皆さん、どんな日かご存知ですか。

ぱっ と思い付くのは…柚子湯ですよね。
旬を迎える食べ物は他にもありますが、
何故「冬至」=柚子なんでしょう。

年や季節の変わり目は、邪気が満ちると言われ
昔からお祓いが行われます。(節分など)
冬至は1年最後の節気、当然…

柚子は香りが強く、邪気を祓うとされた。
ゆず湯は「柚子…融通」や「冬至…湯治」の語呂合わせにもなり好まれました。
新年を迎える為の準備なんですね。

※柚子には刺激成分が含まれるので、
 入浴後は必ずシャワーで流して下さい。
 紫外線にも反応するので、朝風呂にも注意。

  以上、「いわ散歩」豆知識でした。


二十四節気は太陽の動き(位置)をみて、
現在の状況(今後の準備など)を確認する
お知らせです。

太陽が関係するので、まず日照時間で2分割します。

「二至」…昼間が一番長いのが「夏至」、逆が「冬至」。

「二分」…昼夜が同じなのが「春分」と「秋分」で2分割。

「四立」…「立春」・「立夏」・「立秋」・「立冬」と四季に分け4分割。

季節の始まりと季節の中心で8分割し、
それぞれ3分割して二十四節気の完成。   

冬至を境に陽が長くなります。
陰が極まり陽に転ずるとされ、「一陽来復」とも呼ばれます。

かつては、冬至が1年の始まりと考えられていました。
年の締めくくりに「ん」が付く食物を食べ、
「運」を呼び込んだとされています。
また語呂合わせ?

柚子以外に食べられるのが「冬至七草」。
「南京」・「銀杏」・「寒天」・「人参」・「うどん」・「蓮根」・「金柑」
安価で、栄養価の高い物が選ばれました。

皆さんも是非、冬至には「ゆず羊羹」・「ゆず饅頭」・「ゆず餅」
等をお召し上がり下さい。

ん~今回は、とても真面目。


今日の1枚。

冬至カボチャも有名ですよね。
でも、カボチャは七草に入ってません。


いえいえ、南京はカボチャの別名。
夏に収穫され、3ヶ月ほど寝かしたカボチャは美味。

写真はハロウィン時の物ですが、カボチャの桃山。
発案…長澤先生。
製作…私。

もう2枚。
蒸れたてホカホカ。


本日の授業製品「ゆず饅頭」。
ふっくら蒸し上がり、とても美味しそうです。

製作…長澤先生。


学生諸君は、もうすぐ冬休み。
年末は色々な行事がありますが、冬至も忘れずに。

今回は、ここまで。
おしまい。


  

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